作り方

2.4 柱構造

WEBならではのGIFアニメーションやプログラムを使用して、ポップアップの作り方について紹介しています。しかけ絵本やポップアップカード、スクラップブッキングにご活用ください。
2章では、折りたたむしかけについて解説します。本のように折りたたんだ紙の間に仕込むしかけです。
ページを開くと、その引っ張るエネルギーを元にして、しかけが立ち上がったり動きます。

4節では、折りたたむ仕掛けのうち、柱構造について解説します。
台紙の間に、2つのチューブ状の柱を立てる構造です。台紙を開くにつれて柱が立ち上がり、180°開いたときに完成します。
柱がお互いのしかけを支えていて頑丈なため、上にイラストを貼り付けたり、さらにしかけを貼り付けたりできます。

逆引きキーワード:折りたたむしかけ, 引っ張るエネルギー, 2枚, 180°開いて完成, , 土台


作り方

2つの柱の大きさが同じパターンの作り方について説明します。
必要なもの: 紙、鉛筆、のり、カッター、カッターマット、定規
作り方1
1.まず柱を作ります。上図のように柱に切り込みを入れ、山折と谷折りを行い、面(A)を貼り合わせます。
作り方2
2.真ん中の壁が台紙の中心線上に位置するように、のりしろ(B)を台紙に貼り付けます。
作り方3
3.のりしろ(C)に「のり」をつけ、台紙を閉じて片側の柱を貼り付けます。
貼り付ける位置を間違えると台紙が閉じなくなってしまう恐れがあるため、このような手順を行うことで、正しい位置に部品を貼り付けることができます。
作り方4
4.のりしろ(D)にも「のり」をつけ、台紙を閉じてもう一方の柱も貼り付けます。
作り方4
5.形を整えたら完成です。


仕組み

柱構造の仕組みをアニメーションGIFで説明します。
寸法は、台紙:14mm×6mm、柱:10mm×4mm。
青色が視点から見える縁と折り線、緑色が視点から見えない縁と折り線です。
仕組み1
折りたたんであるとき柱は、台紙の中心線から壁と天井を足した大きさで台紙の中に隠れています。
台紙を開くにつれて、2個の同じ形の平行四辺形を作りながら、台紙を開いた角度の2分の1の角度で壁を立ち上げます。


ツール

しかけを作るのに便利な計算ツールです。
台紙と柱の寸法を入力すると、柱が台紙からはみ出していないかの判定を行います。
・ 柱の高さから計算した、奥行きの最大寸法=台紙の高さ(B)-柱の高さ(D)
・ 柱の奥行きから計算した、高さの最大寸法=台紙の高さ(B)-柱の奥行き(E)
・ はみ出し判定:台紙の幅(A)<柱の幅(C)、または台紙の高さ(B)<(柱の高さ(D)+柱の奥行き(E))
で計算しています。
初期値はアニメーションGIFでの寸法です。入力値は0~999の半角数字で入力してください。

ツール

台紙の幅(A):
台紙の高さ(B):
柱の幅(C):
柱の高さ(D):
柱の奥行き(半分)(E):

柱の高さから計算した、奥行きの最大寸法:
柱の奥行きから計算した、高さの最大寸法:
※しかけがはみ出します!※

mm
mm
mm
mm
mm

mm
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1. 概要


2. 折りたたむしかけ



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